1日8,000歩をめどに歩こう、という話を書いてきました。

(クリック)⇒ 『一日に歩くべき最適歩数は8,000歩! これに適度の軽い運動をすれば完璧』

また、それを『継続』するためのコツについても書きました。

(クリック)⇒『一日に歩くべき最適歩数は8,000歩! (2)でも毎日継続がもっと大切』

歩くだけでも十分なのですが、もう少し、自分が今、日々実践している事について書いてみたいと思います。

今までと大きく視点を変えて考えるようになり、その結果、健康に関する意識が高まったばかりではなく、毎日の過ごし方までもが変わりました。

それも、『苦にも思わず』です。というより楽しい、気持ちがイイ、爽快…というところまで昇華出来た感じです。

血管は、『臓器』

「結局、心臓そのものが悪くなったわけでは、ないんですよね?」

昨年、心筋梗塞で意識を失い倒れた後、緊急処置をへて、生命をひろい目覚めた後のドクターとの会話。

『そうです。心臓自体は発電機のようなものです。でも、その発電機自体もね、電気がないと動き続けないんですよ』

「そ、それはどういう意味ですか?」

『心臓は自分で発電したエネルギーを少しだけ自分に戻して、発電を続けるんです。

ケニーさんの場合、その戻ってくる配線が破れてショートしてしまったので、心臓が止まってしまったのですよ。

AEDで電気ショックを与えて、再び何とか動き出しましたけど。

発電機そのものの故障じゃあ、ないんです』

心臓に血液を送る冠動脈は3本あって、そのうちの1本が完全に詰まってしまったのでした。

血液の流れが滞ったおかげで、心臓は停止。AEDは、あたかもエンストした車を再び動かすため、車のエンジンに再点火するように始動スイッチを何度も入れるようなものです。

どれだけエンジンやトランスミッションが動かせても、電気が通らなければ動きは止まります。

『血管はですね、大事ですよ。私は体全体の血管をひとまとめにして、「臓器」としてみた方がより的確だと思いますね』

「臓器…ですか」

『はい。体中に張り巡らされていますので、分かりにくいかもしれませんが、果たしている役割を考えると、単なる血液の通路ではありません。

ですから、血管が詰まってしまわないように、日ごろから注意が必要なのです』

確かに… 「胃の検査」「肺がん検診」「肝臓チェック」などはあります。

また「血液検査」も健康診断など、いろいろな機会で行えます。

ですが、「血管検査」、つまり血管そのものをチェックする事は日ごろ、ほぼありません。

『大人の血管はですね、毛細血管などすべて含めるとその長さは9-10万キロメートルにもなるんです。地球一周が約4万キロですから…ほう、地球2周半にもなりますねぇ…』

なんだか、単純に血が流れている管とみていたものが、重要なものに思えてきた。

もう2度と倒れたくない一心で、いろいろ調べてみました。

『血管』をひとつの臓器として意識をする事は、今までの色々な認識をガラっと変えてしまいました。

この長い距離を心臓を出た血液は旅をして、体内をめぐっていることは驚きでした。

筋肉にも、皮膚にも、内臓にも、いたるところに張り巡らされた複雑な回路、『血管』。

唯一、これを体の隅々まで送り出すポンプはもちろん『心臓』です。

第2の心臓

人の血液量は体重の1/13と言われ、体重50Kgの人では計算ではおよそ 3.8リットル、となりますので、ペットボトル(大)4本分の血液が四六時中、体内を循環しているイメージです。

4リットルの水が地球2周半分の距離を終始流れている円形の水道管。その真ん中で一生懸命動いているポンプ(心臓)。

円の中心の反対側、心臓からもっとも遠い位置にあるのが、下半身です。

心臓から届く血液が下半身にいきわたった後、元へ押し戻す役割を担っているのが、ふくらはぎです。

よく、足が『第2の心臓』と呼ばれますが、その理由が納得出来ます。

ちょっと乱暴に単純化しすぎているかもしれませんが、分かりやすいよう図にしてみました。

『血管そのものを健康に保つには、まず食事です。そして次は運動ですよ』

食事についてはコレステロールや脂質のコントロールが血管内壁のプラークをヘらし、血流をよくするのに大切なのは分かります。

運動は…?

もちろん血流がよくなるのも理解出来ますが、それだけではないというのです。

『血流がよくなると、血管の内壁を血液がこする効果が大きくなるんですよ。

お風呂や水道の配管の内側の汚れ、あれです。

水を頻繁に流している配管は、あまり汚れないでしょ? 水流がこびりつきそうな汚れをスクラブして押し流してしまうんですよ。

でも、水流が弱いと、汚れがだんだんと増えていくでしょう? 原理は同じです』

血液の循環をよくするには、体内の2つのポンプ、心臓と「ふくらはぎ」を強化することが有効だとドクターは言いました。

心臓そのものも筋肉の大きなカタマリです。ですが、筋肉を直接鍛える事は出来ません。

しかし、もうひとつの心臓である、ふくらはぎは鍛えることが出来ます

『こちらの心臓は、鍛え方次第ですよ。』

「歩く」ことは意外に効果的だった

驚いた事に、人間の筋肉の分布は下半身にその2/3が集まっている

確かに、大きな筋肉は下半身に集中しています…。

単独では、お尻の筋肉(大臀筋)。

ですが、ひとつの塊として、複合的にみると、ダントツで太ももの大腿四頭筋。次がふくらはぎの下腿三頭筋。3位が大臀筋、4位の肩の筋肉(僧帽筋)をとばして、5位もハムストリングス、と実に多くの大きな筋肉が下半身に集中しています。

 

筋肉が多いということは、それだけ血液が循環しているという事。

歩くということは、イコール体の筋肉の2/3を使うということとなのでした。

『歩くことに加えて、ふくらはぎを鍛えると非常に効果的なんですよ』

 

『1日2-3セット、かかとの上げ下げ20回ほどをやるだけで、ずいぶん違いますよ』

いわゆる、カーフレイズです。

カーフ(CALF=ふくらはぎ)+レイズ(RAISE=上げる)

筋肉はただでさえ年齢とともに衰えます。

(80歳にもなると全盛期の半分の量にまで減ってしまう!)

毎日のウォーキングに加え、今はカーフレイズを毎日欠かしていません。

半年以上たち、今ではふくらはぎには ”ハリ” が戻りました。

実は思っても見なかったうれしいオマケがありました。

朝の目覚めの快適さが格段によくなった!

心地よい程度にふくらはぎが張っているままに寝床に入ると、朝はスッキリと目覚めることが出来るようになったのです。

今朝もベッドから起き上がって声をかけます。

「おはよう、ボクの血管。今日もよろしくなっ」