ユナイテッド航空のマイレージプログラムの一環である、マイレージプラスモール(Mileage Plus モール) が2019年8月でサービスを終える。

ネットのショッピングモールであるのだが、このマイレージプラスモールから楽天やじゃらん、といったモールにもアクセス出来るため、複数のプログラムのポイントを同時に貯める事が出来る。

同じようなサイトは各マイレージプログラムにもあるのだが、この『同時に貯められる』利点としては他のキャリアのプログラムではないほどの豊富な出店でたくさん利用してきただけに非常に残念だ。

JAL、ANAなど日系キャリヤのプログラムを除けば、ダントツで利便性があったと思う。

ユナイテッド航空のマイレージプログラム ”マイレージプラス”

年々、キャリヤ同士の競争が激しくなる航空業界。
マイレージプログラムは改悪される傾向があり、競争力のないキャリヤには大きな重しとなっている。
アシアナ航空はマイレージ管理に関しての経理上の問題が理由となり、売却の憂き目にあってしまっている。
また、マイルの付与自体の基準を、従来の航続距離ではなく、購入価格ベースとする、など規約変更も相次いでいる。

『宝のもちぐされ』とならないように、たまったマイルはあまり時間をおかず使い切るのが賢いようだ。

実感したマイレージプラスのメリットは次の3つ。

有効期限が実質ない
マイレージプラスは、実質有効期限が18ヵ月。これはJALやANAの36ヵ月に比較して半分。

ところが、これは加算や使用するたびにリセットされるので、実質的には「無期限」ともいえる。

万一、うっかり失効しても有料で復活させるヘルプ機能もある(ただし失効後1年以内)。

燃油サーチャージが無料

これはかなり大きなメリット。
マイレージプラスでの特典旅行は、目的地によっては往復必要マイルはJALやANAのマイルに比較して多めなのだが、燃油サーチャージがないため、結局は大差ない。
JAL、ANAでは「片道最大17,500円」のサーチャージがかかる。
チケットそのものが安いLCCの特典旅行ではサーチャージがないところも多いが、そもそもLCCを利用しての出張はなかなか出来ないので、マイルプログラムに入る意味がない(年中旅行出来る環境にある方は別だが)。

しかもサーチャージは年々上がる傾向にある。
基準となる航空燃料価格(シンガポールケロシン市況価格の2ヵ月平均)は上がる一方だ(2019年7月現在)。

ANA便国内特典旅行

特典航空券での利用でのメリットはやはり国内でANA便が使える事だろうか。

我が家は沖縄好きで毎年のように計画するのだが、ANAマイルを使って名古屋⇔那覇を往復するよりもマイレージプラス特典旅行の方が少ないマイル消費で行けてしまう。

以前よりは必要マイル数が増えたものの、予約の取りやすさはこれを補って余りある。
JAL、ANA便に海外キャリヤのマイレージプログラム特典旅行で搭乗しようとするとこれがなかなか難しいのだ。
ご存知のようにJALはワンワールドに属するので、どうしても欧州方面のキャリヤが弱く、貯めるのも使うのもレンジが狭くなってしまう。

一般的に、特典旅行で国内提携会社便を利用する際には、予約開始が旅行の2ヵ月前からで、夏休みや年末などは当然、特典旅行に割り当てされた座席数が少ない事もあり、なかなか予約しずらい状況だった。
ところが、ANAは2018年より国内線特典旅行が、「年2回あらかじめ決められた期間の予約を一斉スタートする方式」(実際には1月と8月)となり取りやすくなったので、これにあわせて、マイレージプラスでも8月に名古屋⇔沖縄への往復特典旅行を予約することが1月に可能となった。
むろん、この場合も燃料サーチャージはないのが、大きなポイントになる。

旅行計画を年始にたてる、旅好き、旅に生活の重点を置いているフリークエントトラベラーにはありがたい。

今後は?

さて、マイレージプラスモールの終了にあわせて、マイルをどうするのか。

難しく考える事はない。

出張などでマイルを貯める機会がない場合(いわゆる丘マイラーの方)は、楽天ポイントなどへ変換してしまう。

今後も飛行機を利用してマイルが貯められる、という人は引き続きマイレージプラスは残しておく。

少しの手間を惜しまなければ、有効期限は延長出来る方法がある。
マイレージプラスのサイトに入って、”Opinion Miles Club” に登録して、アンケートを書けば、実は有効期限が延長出来る。

入力に要する時間が1アンケートで約30分程度、と手間はかかるのだが、確実に有効期限は延長される。

次々に届くアンケートには、それぞれに ”回答予測時間” が表示されるため、コマ切れ時間に回答入力して、少ないながらもマイルを加算するという手もある。

1マイルの価値について

ここ最近のマイレージプラスMileage Plus の1マイルの通貨換算価値はおおよそ1.5円。

マイレージプラスでマイルを引き続き貯めるのは、Mileage Plus セゾンカード などクレジットカードにマイルを集約する手もある。

年間6,500円の会費支払で、還元率が1.5%になる。

つまり、1,000円につき15マイル。

JALカードで貯めたマイルのように36ヵ月内で特典に交換しないと期限が切れて延長出来ないような事はない。

JALカード、ANAカードは100円ショッピング利用すると1マイル貯まる。
ただ、単純に『じゃあ、ANAカードへ変更しよう!』と判断せず、貯めやすさ(海外もしくは国内フライトに搭乗する機会はどれほどあるのか、提携クレジットカードなどを検討するか)、使いやすさ(特典旅行に使うか、別のサービスへと交換するのか)で決めるしかない。

毎月必ずかかる電気・ガス・水道などの支払いをマイル提携カード経由口座引き落としにしておけば、何も気にすることなくマイル期限は更新延長される上に支払額に応じたマイルももちろん加算される。

マイルの有効な貯め方、と有効な使い方 が一致したマイレージプログラムが最も『お得』という結論。

逆に、旅行手段として飛行機を利用しない、もしくは頻度が少ない人にはマイレージプログラムではなく、楽天カードなどでポイントをためたほうが良いと思う。

あまり『損得』にとらわれず、『おまけ』だと思って知らないうちに貯まったマイルをたまにご褒美で使う、というのが一番よさそうだ。