ーー(②よりの続き)

2017年に日本で公開された、SF映画『メッセージ』(ソニー・ピクチャーズ / ドゥニ・ヴィヌーヴ監督)がそれだ。

予告編

SF映画だというと、ハードルが高いように思われるけど、そうじゃない。映画が始まった時と終わった時にこれほどイメージが違う話も珍しい。ラストシーンでの主人公の決断は痛いほど胸に突き刺さる、極めて個人的結論に収束していく。地球規模での異星人襲来という話が、この『ノン ゼロ-サム』という主題がどう展開していくのか、是非観てもらいたい映画。

押井守(機動警察パトレイバー)」、新海誠(「君の名は」)、樋口真嗣(「シン・ゴジラ」)といったそうそうたる面々が絶賛し、アカデミー作品賞にまでノミネートされた作品なので記憶されている人もいるだろう。地球に飛来し目的不明の異星人とどうコミュニケーションをとって人類は危機を回避するのか。異星人のみならず、それに対して全く違う意見で対立する各国を主人公はどうやって『ノン ゼロ-サム』の結果に導くのか。是非一度鑑賞し、映画のラストシーンについて考え、感じたものを自分の言葉にしてみてください。

「言葉」が大事、と言いましたが、この映画の主人公は女性言語学者。演じるエイミー・アダムスがこれまたイイ女なんだっ。それはさておきエイミーのお陰で女性には比較的とっつきにくいSF映画も、見ている人はグイグイ引き込まれて、いつのまにか彼女の感情に同化してしまうほどだ。

実はこの映画をヒントに、KIRINJIの堀越高樹さんは『非ゼロ和ゲーム』という曲を作って、まさに皆で分かちあえないピザの枚数を歌いきっている。1枚しかないピザ、2枚にするにはどうするの、と。

この曲の詞を聞いた時は震えてしまった記憶があります。これも是非聴いてみてください。

ええ、ケニーの魔法は、この映画と歌がヒントになったんです。そして今でも心に刻まれたコミュニケーションと言葉の大切さを日々忘れないようにしているんですよ。それだけです。

「じゃ、その映画見てみよっ! 見たーいっ!」

「うんうん、面白そう。ケニーさん、レンタルしてきてー」

「今すぐ見よっ。善は急げだよ、ケニーさん!」

え、俺が行くの? い、今からですかぁ?

「だってホットドッグ、まだ食べてる最中だもん」

「作りすぎたかな? 食べ過ぎて動けなーい」

…やれやれ。こんなにホットドッグ増やさなきゃ、よかった。

魔法も効果があり過ぎると困った事になるんだな。そこまでは考えてなかったよ。

じゃ、俺もピザとホットドッグ食べながら、もう一度この映画を見てみようかな。

見終わるまでにとても食べ切れそうにないけれども…

★ゼロサム・ゲーム/ノン・ゼロサム・ゲーム(通常盤) Single, Maxi

ViCTiM 

★2018/10/22はてなブログ投稿記事を移動・再編集しました。