面白きこともなき世を面白く すみなすものは心なりけり 2019年頭所感

2019年元旦、明けましておめでとうございます。

いや、本当に新年を迎えられるのは嬉しい。心からそう思えるのは昨年、生死の境を彷徨い何とか生きながらえる事が出来たからでしょうか。

『不安と向き合う』 心肺停止の日から今日まで。

憂鬱なケニー

まだまだ体力も回復途上ですが、メンタル的にはドン底から何とか這い上がり、落ち着きを取り戻しつつあります。

昨年の夏に倒れる直前までは仕事もプライベートもかなり動き回っていたからでしょうか、手術を終えて退院してからのリハビリしながらの3ヶ月の生活は毎日がとてもスローに感じ、1日がずいぶんと長く感じる日々です。

僕の心臓は本当に一度止まった。「死んだ」経験があるだけに、今は何をするにつけても一つ一つを噛み締めて、確認しながら恐る恐る動くビビり状態。

焦らず、日一日を生きて、ようやく不安を脱出出来たばかり。今はアクティブに動く事も出来ず、ともすればもどかしさで気が急く。

「面白い」毎日とはなかなか言えず、リハビリにとられる時間も多い。それでも家族や友人、新しくつながれた皆さんが励ましとなり、心の中でつぶやく。

「焦らない、焦らない。出来る事を見つけよう。出来る事を喜ぼう。そして、出来る事を楽しもう!」

そうだ、そうだよなぁ…

笑おうぜ、オレ。楽しもうぜ、オレ。

幕末の志士、かの高杉晋作が残した言葉を思い出しました。

「面白きこともなき世を面白く すみなすものは心なりけり」

(面白いか、面白くないかは、その人の思い方次第)

2019年、せっかくもらった貴重な2度目の人生。どうせなら、面白く生きたい、と元日の日の出を見ながら思ったのでした。

まだまだ、人生これから! まずは自分が楽しまないで、どうして「ハピネス」なんて皆さんに届けられますかっ!!

Happy New year 2019.