岡太神社・大瀧神社 ー エイリアンに乗っ取られた神社 (福井県 )

越前和紙で名高い越前市。それほど有名ではないこの神社ですが、その異形の造形美には誰もが驚くはず。そう、まるであのH.R.ギーガーのデザインした映画『エイリアン』を想い出します。こんな神社、日本広しといえど、他にありません!

紙漉きの神、川上御前を祀っている神社です。
なお、岡太と書いて、「おかもと」と呼びます。

小さな駐車場を降りると鳥居があり、ここからすぐに境内。

二つの神社が統祀されています。

本殿・拝殿へ階段を登る。

正面拝殿が現れます。一見何の変哲もなく見えるのですが…

角度を変えるとその驚きの造形が。

屋根の中からまた別の屋根が飛び出してくるようです。

彫刻も素晴らしい。

反対に廻ると、誰もが驚く建物の全容が。

3つの違う形の屋根が複合的に組まれています。流造り(本殿)、入母屋(拝殿とその上の子屋根)、唐破風(間の2つの屋根)として変化を生み出しているのです。

同じ福井県にある永平寺の勅使門を手掛けた名棟梁・大久保勘左衛門が考案し、建立は1843年、江戸時代末期・天保14年。

記念撮影。

境内は他に誰もいませんでした。

建物は重要文化財。

晩秋らしい落ち葉が素敵でした。

★参拝無料
★入場無料
★交通
車の場合 : 北陸道 武生インターより約10分
交通機関利用の場合 : JR武生駅から福鉄バス南越線で「和紙の里」下車徒歩10分