何てきゃわゆい子なんでしょう!名前はシロアジサシ。英語で white tern 。カモメの仲間です。
ここ、ロードハウ島は世界有数の海鳥たちの楽園。滞在中に出会った鳥はどれも可愛く、中にはとても人なつっこい種類もいます。
旅行記は追ってアップします。訪問したのは年末年始、南半球は夏の盛り。
絶海の孤島、ロードハウ島の位置はこちら
「地球の歩き方」にすら記載がなかった島(2018-2019年度版からようやく特集記事として見開き2ページだけ取り上げられるようになりました)ですが、世界自然遺産に登録された自然の宝庫。オーストラリア大陸からも遠く離れたタスマン海の洋上にあって、島の中央には1,000メートル近い岩山が珊瑚礁の海から一気に立ち上がる、地球上には他にはないユニークな景観の島です。
日本で例えると、そう、小笠原諸島のイメージでしょうか。
大きさは小笠原諸島の父島より若干小さく、約15㎢ほど。
海から一気に立ち上がる断崖の島の最高峰・ガウアー山の標高は875メートル!
(実はガイドツアーでのみ山頂に登る事が出来ます。往復8時間。必要なのは体力のみ。
登山記も追って書こうと思います)
今回はまず、鳥たちにフォーカスしたアルバムです。
かわいい海鳥たち
シロアジサシは子育 てをするために海岸沿いの木の上に巣を作ります。
ロードハウ島東海岸の沖合。颯爽と船を追い越していくセグロアジサシ ( sooty tern ) 。カッコいいーっ!
ヨチヨチ歩きのセグロアジサシの雛鳥。海岸でエサを探していました。
夕方、ガウアー山をバックに浜辺でたたずんでいたサギの仲間。
宿の庭の木の上でかわいい声でいつも仲間と会話していた小さな鳥。ロードハウ島に棲む鳥達は人をあまりこわがらず、逃げません。人と鳥達が優しく共存しています。
「キュキュキュウー」と綺麗な声で鳴いていましたので、お返しに「くぴっぽくぴくぴ💚」と、こちらが鳴き方を教えて楽しんでいました。ロードハウ島には1944年から確認されていて、和名は多分「クロウタドリ」。ツグミの仲間です。
毎日のように宿のテラスに遊びに来た鳥、ナンヨウクイナ。見ているだけで和む〜
最後に外せない鳥がコレです。 ロードハウクイナ と呼ばれる希少種。
ロードハウ島にしかいない飛べない鳥です。1980年頃は世界中でこのロードハウ島だけにたった25羽程度しか確認されず、絶滅寸前でした。今では繁殖が成功し、手厚く保護されていますが、それでもなかなかお目にかかれません。足に個体の識別タグが見えますね。
空港脇の草の上をヒョコヒョコと歩いていました。見ることが出来て幸運!
次回はロードハウ島の海の中にフォーカスしてみたいと思います。