名古屋城 本丸御殿 100年後の世界遺産に行くのは今!

『姫路城と二条城が隣あう場所にあったら?』

日本を代表するお城と御殿が同じ敷地内にあるとすればスゴイ事です。国内でも人気のデスティネーションとなるばかりでなく、フランスのヴェルサイユ宮殿やインドのタージマハルなどと肩を並べる世界的な観光スポットとして脚光を浴びるのはまちがいありません。インバウンドを呼び込む目的地としても最高でしょう。でも実際は遠く離れていて、別々に観光しないと行けず、とても日帰りで2つの世界遺産を楽しむ事はかないません。では、他にそんな夢のような場所はないのでしょうか?

実は…あるんです。そんなところが。しかも名古屋に!

そう、名古屋城です。

ピンとこないかもしれませんが、名古屋城は結構すごい。いや、かなりスゴイのです。

●世界遺産になっている姫路城より大きく壮麗な天守閣

●二条城二の丸御殿にも負けない絢爛豪華な御殿

●広大な庭園までセットでついてくる

天守も御殿も空襲で焼けてしまいましたが、当時、国宝に指定されていて、残っていればおそらく姫路城・二条城よりも早く世界遺産と言われるほどの壮麗さでした。つまり、日本を代表する文化遺産として大きくクローズアップされていたかもしれないのです。もったいないっ!

昔から名古屋の人は大人しく、街も面白みにかけるとよく言われています。インバウンドの旅行者もスルーしがちな名古屋。でも、思うんですよ… 『姫路城の隣に二条城の御殿』って凄くないですか?

国宝や世界遺産といったタイトルは今もちろんありません。ですが、金閣寺のように再建された歴史的建造物でも世界文化遺産として登録されています。将来、天守と御殿がセットで世界遺産になる可能性は十分大きいと、ケニー三浦はみています。

その名古屋城 本丸御殿に行って来ました。


想像以上に豪華な装飾と広い廊下。歴史を感じる「古臭さ」は勿論ありませんが、新しい分、いい事があります。フラッシュを焚かなければ内部の撮影は制限なし。奇跡的に残されていた精密な当時の資料によって完璧に江戸時代のオリジナルと同じ仕様で再現された、色きらびやかな内部の装具や装飾はビビッドでインパクト大。そして名古屋城天守と合わせて入場料は500円のみ。なんて奥ゆかしい、控えめで名古屋チックな料金でしょう。

そして今、天守もコンクリート製から木造へとの再建が議論されています。木造での天守が完璧に再現された日には、御殿と合わせて、建築された江戸時代当初と全く変わらない城内がそこに再現されるのです。

『俺は世界遺産になる前からそうなると思ってたんだ!名古屋城は江戸時代からその姿をかえずに云々…』と、将来、子供に自慢まで出来ますよ。そう、行くなら今です!

名古屋城は『宝の山』だと僕は思っています。あまりセットで語る人が少ないからでしょうか、天守も御殿もデスティネーションとして取り上げられる対象にまだまだなっていないと感じます。旅行会社のパンフを見ても『未来の世界遺産、名古屋城 天守と本丸御殿 ワンデイツアー』とか、ないでしょ?

上手くセットでPRする事でもっと全国の、いや、世界の人達が名古屋に来て楽しんで貰えると、うれしいです。

海外の国から来た皆様、ケニー三浦は国家資格『通訳案内士(英語)』も持っていますので、名古屋に来たら是非お声かけ下さい。ご案内しますよっ。

「オーストラリアからきゃーさったんかね。えーらい遠いとこからきやって、えらかったやらぁ。お城に連れてったるで、ちゃっと、まわししてちょ。うまいもんをどぇりゃあ食べて楽しんでから、きゃってきゃぁ!」

(オーストラリアから来たんですか。随分遠い所から来て大変だったでしょう。お城に連れて行きますから、すぐ準備して下さいね。美味しいものをいっぱい食べてから帰ってね。)

これじゃ、資格も要らない?

★2018/10/24はてなブログ投稿記事を移動・再編集しました。