妻が出ていきました…そして今朝は一人息子も…

いや、別に家出したわけでもなく、出張や卒業旅行と、それぞれ用事があってこの先4日間一人。

『やった! 天国! オレ一人だっ。好き勝手やるぞっ!』

自宅でテレワーク中の身、さぼって遊びに行くわけにはいきませんが、とにかく頭の中は「楽」の文字でいっぱい。

さあ、この前四国・松山に行って食べたお好み焼きに刺激されて練習中のフワトロのチーズ卵焼きでも作ろうかな… 「喜」

そうだ、たまには紅茶を入れて朝から音楽かけて、それからメールチェックするか… 」「緩」

「夢」のひとときはけたたましく甲高い声で破られた。

『ごはんあるわよー。食べる? もう出来てるわよー』

「嵐」だ。「騒」だ。いやいや、これは「禍」だ。

忘れてた… 下の階には僕の母が住んでいたんだわ。

いや、いかんいかん!

うっとうしいとか思ってはいけない。悪気はないんだから。

でも、朝飯ぐらい、勝手気ままに食べたいぞい。もう…「疲」

『自分で食べるからほかっていてや』

『いいの? ご飯も味噌汁もあるわよ』

「癇」。ああ、もうイライラする。世話焼きすぎるんだよ。子供扱いしんといてや。

『いいったら、いいってば』

一時的に家にいるが、僕も本来は通勤している。
なので、いつもは家の中で一人いる母は当然、話し相手が欲しいのも分かる。

僕が家にいる非日常が今は続いている。

母が嬉しいのも、まあ分かる。

… しばらくして机に座って仕事を始める僕。

配達に来た宅配物を取りに玄関に下りるスキを狙って、母は今度はお得意のマシンガン速射トークをぶちかます。

半分以上、聞いているフリして聞いてない。何せ、話がとんで、とんで前後がよく分からない上にのってくると「通常の3倍」のスピードでシャアザクさながらにマシンガンを打ってくる。

時々主語もわからなくなり、誰の話をしているのかさっぱりぱりぱりピーマン状態だ。

(俺は…、オレはオールドタイプだあ! 話早すぎ!)

とにかくしゃべりたいのだ。

『仕事中だから、後でね…』

明らかに顔に浮かんでいるのは「不」「侘」「寂」だ。

二人の間には「乱」の気配がただよってくる。

不機嫌になると母はあからさまに顔に出る。

(そんなこといってもなあ。オレ、仕事中だし)

そんな顔、こちらも見るのもイヤだ。

「避」ああ、逃げだしたい。「棄」ぽいっと違う空間にトリップしたい~

仕事に「没」するか。気持ちが落ち着かない。「混」

「酒」いかんいかん!「色」…それはない、ない!

悪気はないのが余計困る。

これまでなら、「乱」のムードが一気に「怒」になってヒートアップするのだけれども、心のあり方を体感した先週の四国・四万十ワークでの学びのオーラの残りが僕にはまだわずかに残っていた。

うん、いいぞ。まず確認だ。

心の中に「怒」はまだないな。

いまのうちだ。まずは「笑」だ。

そして、次は「満」

母に不足しているもの、欲しているものにちょっと頭をめぐらす。

『この仕事終わったら下に下りていくから話聞くよ~。あ、でもおいしい紅茶がのみたいな』

ちょっとした事なんだ。ほんのちょっと、一呼吸おいて相手を見てみる。

目の前にいるのは自分の母で、一緒に家に住んでいる。これは「現」

変わるものでもない。なら、お互いの関係をいいように変えるほうが「楽」じゃん!

結局、僕と母の関係は「花」(切っても切れない)。

「優」。やさしくなろう。そうすれば「和」がやってくる。

『はい、紅茶』

母はあまり喋らず、紅茶を入れてくれた。伝わったようだ…

『おいしい。ありがとう』

(なるほどね)

自分の瞬間、瞬間の感情や、とりまく状況を頭の中に漢字1文字でイメージしてみる。

一瞬、自分を取り戻し、感情がさっと波が引くように静まり、思考が入ってくる。

冷静になるのに、なかなかよいじゃん!

こんな事に気が付いて過ごした1日は無事に過ぎました。

あと3日。

このブログから「否」なる文字を一掃し、「幸」の文字いっぱいで満たすのが「夢」かな?